松田正平と川北英司の作品展
~須之内徹にみいだされた二人の画家~
【会 期】5月27日(土)~ 6月25日(日) 9:00~17:00
【休館日】5月29日(月)・6月5日(月)・12日(月)・19日(月)・26日(月)
【場 所】龍ケ崎市歴史民俗資料館1階 企画展示室
【主 催】龍ケ崎市教育委員会
龍ケ崎出身の洋画家・川北英司の作品9点が、昨年9月に寄贈されました。本展はこれを記念し、寄贈作品に加えて、ご子息より借用の作品を展示します。あわせて川北がコレクションしていた日本芸術大賞(1984年)受賞者・松田正平の油彩画2 点・素描画7点も借用して展示します。
川北は、東京・銀座にあった「現代画廊」で、1982年から画廊主であった洲之内徹(すのうちとおる)が亡くなる1986年まで個展を開いています。
洲之内に川北を紹介したのが、先に同画廊で個展を開いていた松田であったというエピソードがあります。洲之内は、小説家・美術評論家として活躍し、雑誌『芸術新潮』「気まぐれ美術館」で脚光を浴びていた人物です。
洲之内にみいだされた二人の作品をこの機会にぜひご覧ください。
■川北 英司(1912~1989年)…龍ケ崎市生まれ。川端画学校を経て、帝国美術学校(現:武蔵野美大)に在学中より宮坂勝に師事。1936年(24歳)、国画会展で初入選を果たす。20代後半より病気療養生活に入り、龍ケ崎へ帰郷。50代後半から作画活動を再開した。
■松田 正平(1913~2004年) …島根県生まれ。宇部の松田家の養子となる。川端画学校で絵画を学ぶ。1937年、東京美術学校(現:東京藝術大学)西洋画科を卒業。在学中、帝展に入選。1941年、国画会に初入選し、1951年同会会員となる。同年、画業に専念するために上京。1984年、日本芸術大賞を受賞。