必見!収蔵品展 (※当展示は終了しています)
毎年1月に開催している 「収蔵品展」 では、近年寄贈・寄託していただいた資料を中心に展示しています。今回は、公開中の「収蔵品展」を4つのテーマで紹介します!
※当展示は終了しています。
龍ケ崎に伝わる武家の装い
ー松平家 筒袖羽織(つつそでばおり)と陣笠/黒漆塗桶側胴具足(こくしつぬりおけがわどうぐそく)ー
幕末維新期の旗本・松平 諦之助(ていのすけ)は、明治期に馴馬村(現:龍ケ崎市馴馬町)の山崎家に婿入りします。山崎家に伝わった諦之助の所持品を展示。さらに、江戸期の甲冑類「黒漆塗桶側胴具足」を初公開しています。
よもやま話セレクション
ー 澤ゆき宛森鴎外書簡 / 馴馬甚七女化稲荷社石鳥居曳き図(なれうまじんしちおなばけいなりしゃいしどりいひきず) -
「龍ケ崎よもやま話」で掲載した資料の実物をご覧いただけます。龍ケ崎の詩人・澤ゆきに宛てた森鴎外の直筆書簡(12月号後半号掲載)や、今も語り継がれる「馴馬の甚七」の姿が描かれた迫力ある大絵馬(1月号掲載)、女化神社の狐伝説を基にした歌舞伎の錦絵「女化稲荷月朧夜(おなばけいなりつきのおぼろよ)」(昨年3月後半号掲載)を展示しています。
近代子女教育の功労者・飯塚(阿曾) 古登
ー 藍綬褒章メダル / 長興学校扁額 ー
飯塚古登は、夫と共に長沖村(現:龍ケ崎市長沖町)で恵まれない人々への救済活動に尽力しました。夫の死後は子どもたちへの学習支援の傍ら、身寄りのない子どもたちを引き取り育てています。その後、旧北文間小学校の前身「長興学校」を創設。こうした功績から、女性初の藍綬褒章を授章しました。今回はそのメダルや賞状などを公開しています。
龍ケ崎の豪商 油文(あぶぶん)
ー 龍崎農商銀行(りゅうがさきのうしょうぎんこう)創立20周年記念花瓶 / 着物入れ ー
昨年寄贈された龍ケ崎の豪商・武田家(屋号は「油文」)の資料を展示。
「油文」武田文五郎は、明治33年~大正12年に営業していた「龍崎農商銀行」の取締役を務めた人物です。展示に因み、龍ケ崎発祥の銀行の変遷も紹介しています。
展示期間は令和4年3月21日(月・祝)まで。全25点を展示しています。龍ケ崎にまつわる品々をみて、歴史や民俗に思いを馳せてみませんか。ご来館をお待ちしています。
※当展示は終了しています。
【T・I】